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 イベントの模様


  第3回ヤマタノオロチ伝説まつり
   

6月9日(日) パルムにて
「ヤマタノオロチ伝説まつり」実行委員会による第3回めのお祭りが催されました。
 
 

開会の挨拶

 

  主催:「ヤマタノオロチ伝説まつり」実行委員会
  後援:三条市・三条市教育委員会・東三条商店街・一ノ木戸商店街・パルム専門店・昭栄通り商店街
     中央商店街・四日町商店街・神明宮・新潟日報社・三条新聞社・越後ジャーナル



 
公園内の食べ物市前

中沢明美さんのフルート演奏
 

 
      ↑
      晴天にも恵まれた広場では‘ヤマタノオロチの舞’や
      コンサート、寄席や歌に踊りなど催しも盛りだくさん!
      食べ物市、昔のあそびなど、子供からお年寄りまで楽しまれ、
      認知度も高まりつつあるようだ。

 

フリーマーケット
(パルム2号館・通路

 ←パルム館内でのフリーマーケット
  出店者も多く、通路が賑やかに埋められ、
  活気を帯びた。


  『ヤマタノオロチ伝説』とは?
  須佐之男命(すさのおのみこと)は乱暴者で、高天原(たかまがはら)から追放され、出雲国<いまの島根県>に来た。川を上っていくと年老いた夫婦が、櫛名田姫という一人の少女を中に泣いていた。「なぜ泣いているのだ」と聞くと、老夫婦は「私たちには八人の娘がいましたが、高志(こし)のヤマタノオロチが毎年来て、一人づつ食っていきます。それで泣いているのです」という。
ヤマタノオロチの目は赤く輝き、八つの頭と尾を持ち、身の丈は八谷八尾根を越え渡るほどの大きさという。強い酒をつくってオロチを待っていると、オロチはやってきて酒を飲み干し、酔っ払ってその場で眠ってしまった。
須佐之男命はすかさずオロチをずたずたに斬り殺した。尾から出てきた太刀 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神(あまてらすおおみかみ)に献上した。この太刀が三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)と言われている。

伝説にある志は、出雲国の古志郡と見る説と北陸の越と見る説の二通りある。私達は後者の説を頼りに『まつり』の根拠とした。それによれば、「古事記」上巻の神話体系からみて、北陸の越と見るほうがよかろう、とある。
オロチは尾の精霊。農民が祭る水神。また峰の精霊と見て砂鉄を産する山の神と見る説。さらに、川あるいは蛇とする説、オロッコ族(オロチョン族)の王とする説、現日本の王とする説、縄文人の王とする説、越を治める八部族の頭目とする説、と様々な学説がある。


                     ●参考文献「古事記・新潮日本古典集成」他